まえしまのブログ

死にゃあせん。©︎母上

二度寝を克服する方法を見つけた

朝が苦手だ。朝起きるのが辛い。一日始まるのが憂鬱とかじゃなくて、シンプルに眠い。なんというか、動き出せない。重力に勝てない。思えば私は、小学校のころから母親に大声で叫び起こされていた記憶があるし、中学も高校も、ギリギリに起きてギリギリに学校に着いていた。大学生活では顕著にそれが現れた。寝坊すっぽかし数知れず。大学まで徒歩2分の甘え。大学生活の半分くらい寝てたんじゃないかと思うくらいに寝てた。(いやさすがに盛った。)最近また一人暮らしを始めて、毎朝頑張って起きている。やはり朝はつらいが、ついに自分に合った起床方法を見つけたと思うので今回ははそれについてのお話を少々。

 

大学時代、朝起きれない理由はたくさんあったように思う。忙しいとはいえ、これまでより時間はあるし、なにしろ一人暮らしは自由だ。夜遅く、というか明け方まで起きていて、次の日朝から授業。そんなことがよくあった。深夜0時までのバイトも始めてしまったもんだから、次第に体が夜型になっていったのだろう。もうどこへいっても、寝坊キャラが定着してしまった。まあ事実なのだから仕方がない。申し訳ないと毎回思うが、そう言われることにも慣れてしまった。最近届いた卒業アルバムでも、前島のイメージはやはり「寝坊しそう」が第一位。みなよくわかっておる。正解。当然。

環境も大きく関わってはいるが、根本的にはやはり体質だと思う。母親によれば、私は小さいころから、寝るのが好きだったようだ。公園へ遊びに行きたがる姉と対照的に、座布団を引きずって誰もいない部屋へ行き、昼寝をしていたとのこと。曰く、「手のかからない子だった。」なるほど物はいいようだな。さすが母上である。まあ今こうしてちゃんと一人暮らしできているのだからオールOKだ。のびのびと育ててくれたことに感謝しよう。

さてそんな朝が苦手な私でも、スッと起きられる時がある。旅行やライブなんかの楽しみがあるときや、本当に大事な用事があるときだ。面接とかね。誰でもそうだろうが、なぜ起きれるのだろう。せっかく医療系の大学を出ているので、生理学的なとこから考えてみることにする。中途半端な知識でそれっぽく語るので、ところどころ語尾に(たぶん。)をつけながら読んでいただけるとありがたい。

人間には自律神経というものがあり、身体を臨戦態勢に持っていくとされる交感神経と、リラックスや休息の時に働く副交感神経がある。身体の諸器官に対してお互いに反対の効果を持つ。誰しも小さい頃、明日が楽しみで寝れないという夜は経験したのではないか。きっとそれは交感神経がビンビンな状態なのだ。眠りに落ちたとしても、浅い眠りだろう。だから目覚めるのも動き出すのもスムーズだ。つまり先にあげた、楽しみや大事な用があるときは、これにあたる。「お前、休んでる場合じゃねえぞ。起きろ。いくぞ。」交感神経先輩はそう言っている。しかし、特に気を張る必要もない時は、「もうちょい寝ときなよ。大丈夫大丈夫。休んどこ休んどこ。動き出すの疲れるよね。わかる。任せて。」という副交感神経様のささやきに負けてしまうのだ。もちろん私の、「本当に大事じゃないなら死ぬわけじゃないんだしオッケーオッケー」というマイペースな性格もかなり影響しているのは否めない。結果、低血圧で頭に血が回らないためボーっとしてしまう。そして重力に負け、横に倒れてしまうのだ。

私の場合は、目が覚めることは覚めるのだが、もう一度寝てしまう。いわゆる二度寝。これが問題だ。どんなに大騒音の目覚まし時計も、この二度寝神の前には無力である。慣れとは恐ろしい。目は覚めてて、起きなきゃと思うのに、どうしても耐えきれず横になってしまう。まだいける、まだ大丈夫と。こうして朝の貴重な食事と、整容の時間が削られていくのだ。本当に、ひとたび横になると一瞬で意識を失ってしまう。だからこれを克服するには、寝起きの頭と体を抗重力位に慣れさせることが必要だと考えた。

ではどうするのか。それは、動き出せるようになるまで、抗重力位を保つ。座って何もせずただボーっとするだけ。それだけだ。これが見つけた方法だ。座ってさえすればいいが、ひとつだけ、『絶対に横になってはいけない』というルールを自分に課す。横にならないことだけ守る。胡坐をかいたり正座したりして、この眠気はどうにかならないのかと血の回らない頭でボーっと考える。シンプルだがかなりきつい。朝が苦手な人ならばわかってくれるだろう。もちろん時間はかかる。全然眠さが引かず、Windows98の起動かってくらい時間がかかる。でも動き出せるときは来る。いまはまだ15分くらいかかるが、起きてすぐ動かなくていいんだと考えると朝に少し余裕が出てきた。二度寝の確率は下がってきた。長年この問題に悩まされてきたが、画期的な方法はなく、シンプルに眠気と真正面から向き合うしかないのだとようやく気付いた。結局は気持ち。自分との戦いである。

この朝が苦手だという話に限らず、苦手だからしょうがないと目を背けるのは非常にナンセンスだと思う。どんなことも、ちゃんと向き合えば必ず自分なりの方法は見つかるのだと学んだ。

 

以上が、ついに見つけた起床方法だ。二度寝せずに朝をゆっくりと過ごしているなんてそんなの前島じゃないと言われてしまうだろうか。安心してほしい。反動は週末に出る。

優雅で華麗、圧倒的無駄のなさ。そんなお手本のような二度寝を流れるように決めているので、一緒に二度寝をしてくれる、または先に起きていて「まだねてるのー?」とか言いながら起こしに来てくれる素敵な彼女を探し求めて三千里の旅に出ることにします。探さないでください。